2012年4月24日火曜日

乳がん に抗がん剤新薬が承認

ドイツの独立した医療制度の最高意思決定機関であるドイツ連邦合同委員会(G-BA)が、進行性・転移性乳がんの新薬を承認した。

承認されたのは、エーザイにより創製・開発された抗がん剤「HALAVEN」(一般名:エリブリンメシル酸塩)。

複数の抗がん剤による治療歴のある局所進行性・転移性乳がん患者に対して、追加効能を有していると評価された。

ドイツ連邦合同委員会による評価は、グローバル第III相臨床試験であるEMBRACE試験の結果に基づいたもの。「HALAVEN(ハラベン)」は、単剤のがん化学療法剤として世界で初めて、治験医師が選択した治療法との比較で、統計学的に有意に全生存期間の延長を示したのだ。

局所進行性・転移性乳がんの治療に用いられる抗がん剤新薬として、がん患者の余命延長に寄与するとされた。