転移微小がん を光らせ早期発見
胃がんから転移した肉眼では見えない小さな転移がんを、蛍光物質で光らせて腹腔鏡で早期に見つけ治療する新治療法開発に大阪府立成人病センターが成功した。
進行した胃がんは、がん患部を切除しても再発することが多く、術後5年間の生存率は約30%と非常に低い。 がん再発の原因は6割以上が腹膜への転移とされるが、転移した病巣が非常に小さいために、手術時に肉眼で見つけるのは困難だった。
開発された新手法では、蛍光物質を投与することで微小な転移がんが赤く光って発見が容易になった。小さながんの転移を早く発見でき効果的に抗がん剤治療ができるため、転移癌に悩む多くの患者を救える新しい治療法となるだろう。
胃がんだけでなく、他のがんにも使える可能性がこれら模索される。