アメリカ癌学会 (ACS)が伝統大豆食品を認定
大豆や豆腐などの「大豆や豆腐などの伝統大豆食品が乳がん、前立腺がん等のがんリスクを低下する」と、アメリカ癌学会 (ACS)が発表した。
アメリカ癌学会(ACS)は医療専門家、政策立案者、一般市民に対し、 がんのリスクを減らす食事や生活習慣等のアドバイスをするために 『栄養と身体活動(健康)に関するガイドライン』を発行している。
このアメリカ癌学会の栄養・身体活動ガイドライン諮問委員会が、 2006年のガイドラインリリース以降に発表された、人間の母集団の研究や室内実験からのエビデンスを再検討した結果、この2012年のガイドラインとして、更新・発表された。
大豆・大豆食品は優れたタンパク源であり、肉の良い代替品となる。 また大豆はいくつかの植物性化学物質を含有しており、弱いエストロゲン作用がありホルモン依存性癌を予防するイソフラボン植物性化学物質が豊富なのだ。さらに、豆腐などの伝統大豆食品の摂取は、 乳癌・前立腺癌・子宮内膜癌のリスクを軽減することも疫学的研究で多く証明されている。
がん予防に関するアメリカ癌学会が推薦する4つの基本原則は下記のとおり。
- 健康的な体重を生涯を通じて維持すること
- 運動を心掛けたライフスタイルを身に付けること
- 植物性食品の摂取を中心とした健康的な食事をすること
- アルコール飲料は量を控えめにすること