2012年7月5日木曜日

コーヒーが皮膚がん予防に効果的

コーヒーに含まれるカフェインが皮膚がんの予防に効果的であるとの研究報告が発表された。

20 年間以上に渡る男女 112,897 人を対象とした経過観察によって、一日に 2 杯以上のコーヒーを飲んでいる人はそうでない人に比べて、基底細胞ガンを発症する確率が 20 % も低いことが分かったのだ。また、コーラやチョコレート、紅茶などの飲料及び食品に関しても、カフェインが含まれれば同様のがん予防効果が期待できるが、カフェイン成分を含まないカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)には がん予防の効果は無い。

紫外線が原因で皮膚細胞のDNAが損傷を受けると皮膚がんを発症しやすくなるのだが、カフェインには、損傷を受けてがん化した皮膚細胞を殺す作用効果があると推察されている。

ハーバード大の Jiali Han 准教授らが研究成果を発表した。