2012年7月4日水曜日

コーラの発がん性物質量は国で違う

広く普及している炭酸飲料であるコカコーラに発ガン性物質が含まれていることが指摘された。

コカコーラに含まれている発ガン性物質は、4-メチルイミダゾール(4-MI)。この物質は、コカ・コーラのカラメル色素を製造する工程で砂糖,アンモニア,亜硫酸塩が高圧・高温となった化学反応で生成される化学物質である。

発ガン性物質4-MIの含有量は、コカ・コーラが販売される国で異なり、日本のコカコーラは、355ml換算で72マイクログラムだが、米国カリフォルニア州で販売されているコカコーラは4マイクログラムと、約18倍もの差がある。最も汚染されていたコカ・コーラは、ブラジルで販売されていた。

米国カリフォルニア州で販売されるコカコーラの4M-1が最も少ない理由は、米国カリフォルニア州には4-MIを含む食品の規制があるため、規制対応で発ガン性物質の量を抑えた製品となっている。

ただし、コカコーラの本当の問題点は、この発ガン性物質よりも、大きな健康リスクを伴う大量の糖分だ。これは、コカコーラだけでなく糖分を多く含む清涼飲料水の全てに共通する課題であり、清涼飲料水の飲み過ぎに警告が発生られている。

コカ・コーラが含む発がん性物質に関しては、アメリカの公益科学センター(CSPI Center for Science in the Public Interest)が発表した。