2012年9月20日木曜日

がんで子宮摘出後に子宮移植

世界初となる母から娘への子宮移植手術が実施された。子宮移植手術を実施したのは、スウェーデンのイエーテボリ大で、 16日までに2件の子宮移植に成功した。

移植を受けた2人の女性はいずれも30代。うち1人はがん手術で子宮を摘出した女性で、残る1人は先天的に子宮が無い患者だった。

手術は問題無く終了し、手後の2人の体調にも問題無く、子宮を提供したそれぞれの母親も体調は良好で、数日後には退院できる見通しとのこと。

がん治療で子宮の摘出や放射線治療が不可避の場合には、最先端の対応として治療前に卵子を取り出し、冷凍保存しておき、希望する時期に体外受精を試みる取組みが開始されている。

子宮の移植は、全く新しい取組みだが、今後の患者の経過が注目される。