青ジソに老化やがんの発生などを予防する成分が含まれていることが判った。
健康な人間の体内では活性酸素が過剰にならないよう、抗酸化酵素やビタミンなどの働きでバランスが取られている。しかし、このバランスが一旦崩れると「酸化ストレス状態」となることで、細胞が傷つけられて老化やがん、動脈硬化などの原因となっている。
今回の研究では、果物や野菜などの12種類の成分を詳細に調査した結果、青ジソには抗酸化成分「DDC」が含まれていることが判ったのだ。抗酸化成分「DDC」をラットの細胞に加えると、抗酸化酵素が増加することが確認された。
抗酸化成分「DDC」の抗がん効果はまだまだ検証する必要があるが、 抗がんサプリメントや がん予防薬開発につながる可能性がある と期待が高まっている。
青じそ内の抗酸化成分「DDC」を発見したのは、京都大大学院薬学研究科の研究グループ。